監督 : 降旗康男 脚本 : 倉本聰
音楽 : クロード・チアリ
出演者: 高倉健/池上季美子
田中邦衛/藤田進
北大路欣也/夏八木勲
小池朝雄/寺田農
峰岸徹/小林念侍
倍賞美津子/岡田真澄
公開 :1978年6月17日
上映時間 :121分
製作国 :日本
評価:★★★★★★★★★☆
ネタバレ物語-
加納秀次は網走から15年の刑期を終え、横浜の組に戻って
きた。
彼は実直な男で、組長の坂田の信頼も厚く、また、その息子
の道郎、彼の舎弟達からも慕われていた。
組に戻ると組の雰囲気は少し以前と違い、組長の坂田は絵に
傾倒し、他の組員幹部達もどこか浮ついていた。
ただ、以前と同じく、関西の組組織が、関東を狙っており、
巧みに関東の利をかすめる為、関東に統合を呼びかけ、
何かと因縁をつけてきていた。
15年前、加納は、同じ状況で、当時、組を裏切った松岡を
殺し、服役したのだった。
松岡には3歳の娘洋子をがおり、加納はその洋子を舎弟の
南に面倒を見させ、自分はブラジルにいる伯父ということに
していた。
彼は服役中ずっと彼女と文通をしており、彼の服役中の
願いは、出所し、早く彼女に会いたいということだった。
ただ、その思いは誤りだということが出所してから気づく。
自分が殺した奴の子供に、伯父さんだと偽って会うことなど
決してできないことを。
彼は遠巻きに、彼女の成長を見つめることを決める。
そして、また、彼は組から足を洗うことを考えていた。
そんな矢先に内部の者の裏切りによって、組長の坂田が
殺されてしまう。
そのからくりを知った坂田の息子、道郎は、組を裏切った
山辺と、関西の組に復讐を誓う。
加納は、カタギの道郎の復讐を阻止する為に、自分が組の
犠牲になることを決める。
彼は洋子と付き合い始めた南の舎弟、竹田に足を組から
洗うように命じ、彼女に電話で別れを告げた後、
組を裏切った山辺を、再び、自らの手で殺しにいくのだった
レビュー-
降旗監督/高倉健主演の作品はたくさんありますありますが、
この作品は最もすきな作品の1本です。
倉本聰の脚本良く 、クロードチアリの音楽が全体を
物悲しいものにしています。
そしてなんと言っても、主人公、加納の魅力が、というより
高倉健の強くて実直だが、その優しさゆえに、起用に生きる
ことができない男の魅力が、十二分に発揮されている
作品です。
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